2005年11月02日

赤坂真理「ミューズ」



今回、5冊の「あ」の本を借りてきている。
選ぶときに「軽そうなもの」と「重そうなもの」のバランスだけは気をつけた。
この本は、頭休めの「軽そうなもの」として借りてきたのだが…。

タレント業を持つ高校生、美緒には秘密がある。
彼女を縛り、苦しめるそれは家庭環境と無関係ではなかった。
そんな中、定期的に通う歯科医師に恋愛感情を抱く。




と、ストーリーを説明するのにも苦労してしまう。
なぜって、全編「感情の波」に押し流されまくる小説だから。
その間に、ほんの少しの説明があって、それによってなんとなく主人公の置かれた環境と感情の発する理由がぼやけつつも分かる。

確かに内容的、文章的には「軽そうなもの」の分類に入ると思うが、どっしりと重かった「白の咆哮」よりも思考に絡みつく粘っこいものが多量に分泌されている。
ねばねばねば。

第22回野間文芸新人賞受賞、芥川賞候補作。

寺島しのぶ主演で話題になった「ヴァイブレータ」の原作も彼女。

その他のレビューはこちらにも。
Amazonで購入
posted by 参 at 17:15| Comment(2) | TrackBack(0) | 赤坂真理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
読みました。これ。
でも、私は男なのでさっぱり意味が分りませんでした。
ミューズの香りがなんなんじゃい!
というのが唯一の感想ですかね(笑)。
現代作家の小説は必ず孤独でニヒルでクレバーな主人公ばかりですよね。
もっと、無様な主人公はいないのか。
Posted by ヨッシー3世 at 2005年11月07日 20:47
女でも分からないですよ、たぶん。
分からないところが美、なんでしょうかねぇ。
こういう設定の人って滅多にいないし
こういうことを考えもしないし…
なんて書いてる私は、こういう作品向きではないということなんでしょう。
ミューズの香りがなんなんじゃい!
ついでになんでミューズやねん!

(注:この作品をケナしてるわけでもなんでもありません〜)
Posted by at 2005年11月08日 00:09
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